GPT Image 2.5で日本語の文字が崩れるときの対処法
画像はできたのに漢字や価格が違う。GPT Image 2.5の日本語テキストを原稿と照合し、修正指示、部分編集、後からの文字入れを選ぶ手順を説明します。
画像は保存できているのに、日本語の字形や数字が原稿と違う場合は、APIの接続設定より先に文字を校正します。 確定原稿を用意し、原寸の画像と照合してから、修正指示で直すか、背景を残して文字を後から組むかを選んでください。
OpenAIの画像生成ガイドも、文字の正確な配置や鮮明さには限界があると説明しています。これは一般的な注意点であり、日本語だけに固有の不具合や、FlareとSunburstの日本語性能差を示すものではありません。
この記事は日本語の販促画像を確認するための作業手順です。下の日本語プロンプトは説明用の例で、生成結果や改善率を実測したものではありません。既存のFlareとSunburstの実測比較にある文字サンプルは英語です。その結果を日本語に当てはめないでください。
最初に、どこで文字が変わったかを確認する
| 見えている症状 | 確認箇所 | 対応の出発点 |
|---|---|---|
| 送信前から日本語が別の記号になっている | プロンプトの保存ファイルと送信文字列 | エディターや読み込み時の文字コードを確認する |
| 送った原稿は正しいが、画像の文字が違う | 原寸画像と確定原稿 | 描画された文字を校正し、修正指示を作る |
| 原寸では読めるが、掲載すると読めない | 実際の掲載サイズ、縮小・圧縮後の画像 | 文字の大きさと掲載用の書き出しを見直す |
| 画像自体が返らない、保存できない | HTTP応答と保存処理 | APIの生成・編集ガイドで接続を確認する |
字形が少し違うだけの場合も、商品名や価格では見逃せません。「雰囲気がよい」と「掲載してよい」は別に判定します。
1. 画像に載せる原稿を先に確定する
生成後に画像を見ながら原稿を思い出すのではなく、元になるテキストを別に保存します。次は架空の案内に使う校正用原稿です。実在する店舗の告知ではありません。
見出し:秋の読書会
日時:10月12日 14:00
参加費:1,200円
注記:予約制・定員12名
確認対象は、漢字だけではありません。1,200のカンマ、14:00のコロン、12名の数字も原稿の一部です。半角・全角、句読点、改行位置のどれを固定するかを、発注時に決めておきます。
表記が変わったときの影響も分けます。余白や背景色は後で調整できても、日時や金額の誤りはそのまま掲載できません。
2. 曖昧な指示を、文字列と配置が分かる指示にする
「日本語で読みやすい告知画像を作って」だけでは、内容も配置もモデルに委ねることになります。以下は指示を具体化する例であり、生成前後の実測比較ではありません。
正方形の読書会の案内画像を作成してください。
背景は落ち着いた無地。装飾より文字の読みやすさを優先します。
掲載する文字は以下の4行だけです。
「秋の読書会」
「10月12日 14:00」
「参加費:1,200円」
「予約制・定員12名」
括弧の「」は描画しないでください。
見出しを上部に大きく、その下に日時、参加費、注記を順に配置します。
原稿の文字や数字を言い換えず、英語訳や追加の宣伝文を入れないでください。
引用する文字列と、配置や見た目を説明する文章を分けると、修正対象を指定しやすくなります。OpenAIの画像プロンプトガイドにも、必要な文字や保持したい要素を具体的に指定し、出力を確認する考え方が示されています。ただし、明示した制約に必ず従うという保証ではありません。
モデルを比べるなら、原稿、寸法、参照画像、画質設定をそろえます。最初からモデルと画質と原稿を同時に変えると、どの変更が結果に関係したのか分かりません。接続方法はPythonの生成例を使い、今回は文字の確認に集中します。
3. 原寸と掲載サイズの両方で校正する
画像を開いたら、次の順に確認します。OCRを使う場合も、最後は人が原稿と画像を照合してください。
- 内容:4行がそろっているか。行の重複や余計な文がないか。
- 字形:漢字の構成、濁点・半濁点、小さい「ャ」「ュ」「ョ」「ッ」などが読めるか。
- 数字と記号:金額、日付、時刻、単位、桁数、カンマが一致するか。
- 配置:文字が端で切れていないか。行順や改行位置が意図どおりか。
- 掲載時の読みやすさ:実際に使う横幅に縮めても注記が読めるか。
OCRの転記結果を原稿と比較すると、見直す行を絞れます。ただし、OCRが正しい文字を推測してしまう場合や、逆に画像には正しく描かれている文字を誤認する場合があります。OCRの一致は画像の完全性を証明しません。
簡単な校正記録を残すなら、次のような表で十分です。結果欄は確認後に記入します。
| 確認項目 | 原稿 | 結果 |
|---|---|---|
| 見出し | 秋の読書会 | 未確認 |
| 日時 | 10月12日 14:00 | 未確認 |
| 金額 | 参加費:1,200円 | 未確認 |
| 注記 | 予約制・定員12名 | 未確認 |
| 掲載サイズ | 実際の表示幅で確認 | 未確認 |
4. 間違った箇所と、変えてほしくない箇所を分けて修正する
構図を気に入っているなら、画像を入力して、誤っている行を指定する編集を試せます。次は仮に金額の行だけが違っていた場合の修正指示です。実際のモデル出力を引用したものではありません。
入力画像の参加費の行だけを、次の文字列に修正してください。
参加費:1,200円
見出し、日時、注記、背景、配色、余白と画像の寸法は保持してください。
他の文字や装飾を追加しないでください。
修正後は、直した行だけでなく画像全体を再確認します。保持を指示しても、別の行や図柄が変わる可能性があるためです。元の画像は上書きせず、入力と出力を別名で保存します。
画質を上げる場合も同じ確認が必要です。highやmaxを選べば誤字がなくなるとは言えません。変更した条件と結果を記録し、同じ失敗を繰り返すなら別の制作方法へ切り替えます。
5. 正確な文字が最優先なら、背景と文字を分ける
価格表、日時、商品仕様、細かな注記など、原稿の一致が重要な画像では、生成する範囲を背景やイラストに絞る方法があります。
- 文字を置く余白を指定し、文字なしの背景を生成する。
- 画像編集ソフトで確定原稿をテキストレイヤーとして配置する。
- 使用するフォントが必要な日本語文字を表示できることと、利用条件を確認する。
- 編集可能な元データを保存し、掲載用の画像を書き出す。
- 書き出した画像を開き直し、文字の欠けと掲載サイズでの可読性を確認する。
この方法でも原稿の入力ミスや書き出し後の欠けは起こり得ますが、金額だけを変更したいときに画像全体を再生成する必要がなくなります。文字と図柄が一体になった表現を重視するなら生成・編集を試し、表記の正確さを優先するなら後から文字を組む、と作業を分けてください。
API接続や保存の段階で止まっている場合はGPT Image 2.5 APIの使い方、モデルの選択はFlareとSunburstの比較へ進めます。
よくある質問
- GPT Image 2.5なら日本語の誤字を防げますか?
- 誤字が出ない保証はありません。画像を原寸で開き、確定した原稿と1行ずつ照合します。本記事では日本語の生成成功率やモデル間の優劣を実測していません。
- 文字が違う場合は、画質を上げれば直りますか?
- 画質設定の変更だけで直るとは限りません。まず文字列と配置を明示し、変更する条件を1つに絞ります。重要な価格や注記は、文字なしの背景に後から組む方法も選べます。
- 生成画像の日本語校正にOCRを使えますか?
- 補助として使えますが、OCRの読み間違いもあるため、一致判定だけで合格にしません。数字、濁点、小さい仮名、改行位置などを人が画像で確認します。


