CodexでGPT-5.5が見つからない?404エラーの確認と対処
CodexでGPT-5.5が存在しないと表示される場合に、ログイン方法、使用中のモデル、プロバイダー、設定の優先順位を確認する手順。アカウントやAPIキーを変更する前に原因を切り分けます。
Codexでgpt-5.5が存在しない、またはアクセス権がないと表示されたら、サブスクリプションを変更する前に、モデルID・プロバイダー・認証方法の組み合わせを確認してください。ChatGPTにログインできても、APIキーで同じモデルにアクセスできるとは限りません。プロバイダーのキーが有効でも、設定したモデルIDをそのプロバイダーが受け付けるとは限りません。
この記事では、Codex CLIのセッションで次のようなエラーが出る場合を扱います。
unexpected status 404 Not Found: The model `gpt-5.5` does not exist or you do not have access to it.
このメッセージから分かるのは要求したモデル名であり、原因ではありません。GPT-5.5の提供終了を示す証拠にもなりません。以下の手順は、2026年9月8日に確認したCodex公式の設定・認証ドキュメントに基づきます。すべてのアカウントやプロバイダーでGPT-5.5が使えるとするものではありません。
再インストールの前に接続先を確認する
Codexでエラーが出たのと同じターミナルで、次の確認コマンドを実行します。
codex --version
codex login status
codex --help
バージョンと認証方法を記録してください。起動したディレクトリ、指定した--model・--profile・-c引数、IDEから起動したセッションかどうかも記録します。APIキー、アクセストークン、auth.jsonの内容は共有しないでください。
codex login statusが示すのは認証状態です。カスタムプロバイダーが選択したエンドポイントまで網羅するものではないため、プロバイダー設定と併せて確認します。
| 使いたい接続方法 | 最初に確認すること | それだけでは判断できないこと |
|---|---|---|
| ChatGPTでログイン | アカウントとワークスペースが正しいか、そのセッションでモデルを選べるか | ChatGPTの契約があればAPIでも同じモデルを使えるか |
| OpenAI APIキー | 意図したAPIアカウント・プロジェクトか、モデルが利用可能か、OpenAIのエンドポイントか | ChatGPTで使えれば、このAPIキーにもアクセス権があるか |
| 外部プロバイダー | プロバイダーのURL、モデルID、キーを渡す環境変数 | OpenAIのモデルIDやAPIキーがそのまま使えるか |
OpenAIは、ChatGPTのサブスクリプションによる利用とAPIキーによる従量課金の違いを説明しています。原因の切り分けでは、この2つを区別してください。
Codexが実際に読み込む設定を探す
ユーザー設定を編集しても、起動コマンドが別のモデルを指定したままだと変更が反映されません。関連する設定ファイルをローカルで確認し、必要な項目だけを記録します。
model
model_provider
openai_base_url
model_providers.<provider>.base_url
model_providers.<provider>.env_key
model_providers.<provider>.requires_openai_auth
現在の設定の基本によると、優先順位は高い順に次のとおりです。
- CLIフラグと
--configによる上書き。 - 信頼済みプロジェクトの設定。作業ディレクトリに最も近いファイルが優先されます。
--profileで選択したプロファイルファイル。~/.codex/config.tomlのユーザー設定。- システム設定、次いで組み込みの既定値。
ただし、重要な制約があります。現在の高度な設定のドキュメントでは、プロジェクト設定にあるmodel_provider、model_providers、openai_base_urlなどのプロバイダー関連キーは無視され、起動時に警告が表示されるとされています。プロバイダーの定義はユーザー設定に置いてください。一方、プロジェクト設定はモデルを含む許可された項目を上書きできるため、1つのファイルだけを見ても不整合を見落とすことがあります。
現在のドキュメントでは、プロファイルファイルの場所は~/.codex/profile-name.config.tomlです。古い解説では別の形式が使われている場合があります。どちらの形式も、そのままコピーする前にインストール済みのバージョンを確認してください。
使いたい接続方法に合わせて修正する
ChatGPTでログインして使う場合
アカウントとワークスペースを確認し、そのセッションで実際に利用できるモデルを選択します。古いモデル指定が起動コマンドや設定に残っていれば、その指定元で削除してください。モデルが選択肢にない場合はアカウントでの提供状況を確認します。gpt-5.5と手入力すればアクセス権が得られるわけではありません。
再認証は、使用中のアカウントが違う場合や認証に失敗している場合に行います。モデルが見つからないエラーに対して、最初からCodexを再インストールしたり認証情報を削除したりする必要はありません。
OpenAI APIキーで使う場合
リクエストが意図したOpenAIエンドポイントとAPIアカウント・プロジェクトを使っているか確認します。要求したIDを、そのアカウントで現在利用できるモデルと照合してください。OpenAIが拒否したと判断する前に、openai_base_urlに以前のプロキシ設定が残っていないかも確認します。
APIのアクセス権と課金は、ChatGPTプランに含まれる利用枠とは別です。同じキーで別のモデルが使えるなら接続を確認する手掛かりにはなりますが、GPT-5.5へのアクセス権があることまでは証明できません。
外部プロバイダーで使う場合
URL・モデルID・キーは、対応するものを1組として確認してください。プロバイダーによっては名前空間付きのモデルIDを使います。推測で接頭辞を付け外しせず、そのプロバイダーが記載する値を使います。
以下は設定のひな形です。実際に使えるエンドポイントではなく、GPT-5.5の提供を保証するものでもありません。モデルIDとURLの2か所をプロバイダーの値に置き換えてください。ユーザー設定に追加し、既存のセクションがある場合は重複させずに統合します。
model = "REPLACE_WITH_PROVIDER_MODEL_ID"
model_provider = "diagnostic_provider"
[model_providers.diagnostic_provider]
name = "My provider"
base_url = "https://api.example.com/v1"
env_key = "PROVIDER_API_KEY"
requires_openai_auth = false
wire_api = "responses"
選択するプロバイダーはResponses APIに対応している必要があります。現在のCodex設定リファレンスでは、wire_apiでサポートされる値はresponsesのみです。Chat Completionsにしか対応していないプロバイダーには、このひな形は使えません。PROVIDER_API_KEYは普段使っているローカルのシークレット管理方法で設定し、共有するTOMLファイルにキーを貼り付けないでください。
requires_openai_authの既定値はfalseです。このひな形ではプロバイダーのキーを使うことを明確にするため、明示しています。既存の定義でtrueになっていると、CodexはOpenAIの認証を使い、env_keyを無視します。プロバイダーのキーを設定しても反映されないように見える場合は、この項目を確認してください。
編集前に対象の設定をコピーして保存し、関係のない設定は残してください。編集後は同じディレクトリから新しいセッションを開始し、ファイル編集を求めない短いリクエストを試します。API利用には料金がかかる場合があります。変更によって正常だった接続が使えなくなったら、保存した設定に戻してください。
設定全体の手順は、Codexのカスタムモデルプロバイダー設定を参照してください。Ofoxを使う場合は、設定前に現在のモデル一覧で正確なIDと対応する接続方法を確認します。
次の応答から原因を絞り込む
| 変更後の結果 | 次に確認すること |
|---|---|
| 同じモデルを示す404 | 実際に使われるモデルID、ホスト、アカウントのアクセス権を再確認。同じリクエストの繰り返しは避ける |
| HTMLの404や、汎用的なルート未検出の応答 | モデルの権限を疑う前に、URL・パスの組み立てとプロキシのルーティングを確認 |
| 401認証エラー | 選択したプロバイダーの認証情報を確認。Codexの401対処ガイドを参照 |
| 429や利用上限のメッセージ | モデルの検索だけの問題ではないため、実際の利用枠・レート制限の応答を確認 |
| 応答が成功 | 意図したアカウント・プロバイダーとリクエストの記録を確認してから、本来の作業を再開 |
APIへの直接リクエストとCodexを比較するなら、ホスト・キー・モデル・Responsesエンドポイントをそろえてください。別のホストへのChat Completionsリクエストが成功しても、Codex側の問題とは切り分けられません。同じ接続先への直接リクエストが成功するなら、Codexの設定やリクエスト内容の違いを調べる手掛かりになりますが、どの違いが原因なのかまでは分かりません。
ローカルで出るmodel metadata ... not found警告も、HTTP 404とは別のものです。同じ原因だと決めつけず、最終的なサーバー応答を記録してください。Codex以外のSDKやAzureについては、OpenAIのモデル未検出エラーに関する一般的なガイドを参照してください。
解決せずサポートに問い合わせる場合
機密情報を伏せたうえで、Codexのバージョン、OS、認証方法、選択したモデルとプロバイダー、エンドポイントのホストとパス、作業ディレクトリに関する情報、関連する起動時の警告、最終的なエラーの全文を送ります。プロバイダーからリクエストIDが返っている場合は、それも含めてください。秘密情報や非公開のプロンプトは含めないでください。
この情報があれば、サポートはアカウントでの提供状況と、古い上書き設定やプロバイダーの不一致を区別できます。アカウント・モデル・エンドポイントを一度に変えて元の手掛かりを失うよりも、原因を調べやすくなります。
参考資料
よくある質問
- GPT-5.5の404エラーはモデルの提供終了を意味しますか?
- いいえ。このエラーだけでは、モデルが利用できないのか、プロバイダーやモデルIDが間違っているのか、アカウントにアクセス権がないのかは分かりません。リクエストの接続先と、そのアカウントで現在利用できるモデルを確認してください。
- ChatGPTのサブスクリプションでAPIの利用料金も支払えますか?
- APIキーで認証したCodexの利用には、ChatGPTプランに含まれる利用枠ではなくAPIの料金が適用されます。実際のセッションがどの認証方法を使っているかを確認してください。
- 解決するにはauth.jsonを削除すべきですか?
- まずcodex login statusと選択中のプロバイダーを確認してください。認証情報を削除しても、モデルIDやエンドポイントの間違いは直りません。正常なログインまで使えなくなる可能性があります。


